今日はサンコウチョウとの出合いを犠牲にし、晴れる予報に期待して山のフィールドに行ってきました。
コサメビタキの幼鳥を確認できたらという思いと先日出合ったカラスアゲハをもう一度撮影したいという思いを抱いていました。
結果、前半は”幼鳥祭り”、後半は”オオルリ祭り”というところでしょうか…。
花鳥風月…花
ベニバナヤマシャクヤク
ヤマボウシ
咲き始めです。
アヤメ
ナルコユリ
たぶん、ナルコユリです。もし間違っていたら、優しく教えて下さいませ。
ミヤマナルコユリ
たぶん、ミヤマナルコユリです。もし間違っていたら、優しく教えて下さいませ。
アザミ
キショウブ
帰化植物のキショウブだと思うのですが…。
ホウバ
タイサンボクだと思いましたが、ホウバらしいです。木の花には疎いです。(^_^;)
花鳥風月…チョウ(蝶)
カラスアゲハ
出合えました!(^^)
撮り直しできるほどのチャンスはくれませんでした。それに、光が弱かったので、発色も前回ほどではありませんでした。
そのためか、目視で見るよりもレンズ越しに見たほうがカラスアゲハだと分かりやすい感じでしたね。
2頭のクロアゲハと一緒にいたので、余計に気が付きにくかったです。
花鳥風月…鳥(幼鳥たちとオオルリ)
ヤマガラ(の幼鳥)
ヒガラの幼鳥
一番活発に動いていたのがヒガラの幼鳥なのですが、動きが速すぎてなかなか捉えることができませんでした。
キバシリ
1年ぶりです。
オオルリ
美しい個体です。こんなに美しいオスに出合ったのは数年ぶりだろうと思います。
光線の具合も野鳥を影無しで撮るには最高の条件だったと思います。
☆ノートリミングです。
☆ノートリミングです。
☆ノートリミングです。
美しい幼鳥です。
上の親よりもさらに近くに来てくれました。オオルリをこんなに近くで撮れるなんて、たぶん初めてです。しかし、お顔を拝見できないまま人の大きな声に驚いて飛び去りました。
すこし、離れたところでメスまで現れてくれました。おそらく、ファミリーでしょうね。そうだとすると、他にも幼鳥が居そうなのですが…。
☆ノートリミングです。
☆ノートリミングです。
これも幼鳥と同じくらい近いです。残念だったのは、逆光だったことです。
キビタキのメスとの識別が難しい場合がありますが、止まり方や嘴の先の形状から「オオルリのメス」だと分かります。
オオルリの撮影中に、とても残念なことがありました。
隣の市の探鳥会のグループ(約30人)が到着した頃から、オオルリの火打ち石を打つときのような鳴き声が聞こえ始めました。場所の見当をつけてポイントに行くと、オスがいて撮影を開始しました。
そこへ、撮影中の私に気が付いて、3人のシニア世代の女性が近づいて来ると同時にオスが移動しました。3人の人影に反応したのかもしれませんが、これは仕方ないことでしょう。願わくば、もっと用心深く近付いてきてほしかったですが。
問題はここからです。
移動したオスが枯れ枝の先に止まってくれたのに直ぐに気が付き撮影態勢に入りました。それと同時に、先程の女性たちが「今飛んだの何ですか?」と撮影中の私にたずねます。これって迷惑行為です。集中を削がれます。(公園では、ウォーキングをしている人から同様のことを聞かれることはありますが、バードウォッチングをしたことないのだから、それは仕方ないことだとある程度は理解できます。)
さらに、3人が私がオオルリを撮影していることに気が付くと同時に騒々しくなり、そのオスが飛び去り、代わりに幼鳥が視野に入ってきました。私のレンズの方向を見たのでしょう、オオルリの幼鳥がいることに気が付いた3人はさらにテンションがあがって、大きな声で騒ぎ始めました。
「オオルリ!、オオルリ!」
「どこ?、どこ?」
「若?、若!、若!!、若!!!」
という具合です。
上の幼鳥の写真をご覧ください。野鳥撮影ではこれは「至近距離」です。この距離で騒がれたら逃げられるのは当然です。
「静かにして!」と私は注意しました。たぶん、きつい調子だったと思います。
そして、幼鳥は飛び去り、私が撮影できた幼鳥は、3枚だけでした。
3人は移動した幼鳥がどこにいるのか見つけたようで盛んにシャッターを切っていました。私は腹立たしい思いで、その場を離れました。
野鳥の撮影をしていた私が、同じく、野鳥の観察や撮影をしにきた探鳥会のメンバーに邪魔されるなんておかしくないですか。
しかも、子供じゃなく、シニア世代の人たちです。
探鳥会、私は嫌いです。公園でも出会ったことがありますが、やはり、騒々しいです。
探鳥会を主催するなら、十分に教育をしてください。バードウォッチングの常識を教えてください。
ついでながら、
探鳥会のメンバーの中に、野鳥撮影のために当たり前のように「撒き餌」をする人たちがいました。少なくとも二人。立派な機材をお持ちでした。
ベテランらしき人たちがこれでは範を垂れることはできないのかもしれません。
あとがき
予想外に収穫の多いバードウォッチングでしたが、嫌な思いもしました。
普段は静かな山のフィールドが、騒々しい人たちで汚されたような気にもなりました。
私には寛大さが足りないので、怒りを覚えてしまいましたが、本当は多くの人にこのフィールドの良さをシェアしたいと思っているのです。
良識のある人たちに…。
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