長きにわたってNIKONユーザーでしたが、2022年6月23日の『EOS R7』発売日にレンズとともに入手し、初めてCANONユーザーになりました。
あまりの軽さに感動しつつ早速いつもの公園でテスト撮りを兼ねて使い始めました。
ところが、ニコン機で常用していたシャッター速度で撮った写真がことごとく手ブレを起こしていることにすぐに気が付きました。
ここからCANONユーザーとしての迷走が始まりました。
立て続けに2回キヤノン送りとなり、ようやく落ち着いて使い始めることができるようになったのは8月の中旬になってのことでした。
★9月13日 追記:
新しく分かった情報をいくつか追記しました。
★9月30日 追記:
電子シャッターに関して問題点を追記しました。
2023年11月23日 訂正:「手ブレ」→「シャッターブレ」
私は手持ちで撮影するので「手ブレ」と表現しましたが、三脚を使用して撮影しても概ね同様の結果らしいので「メカシャッターショックによるブレ(=カメラブレの1種)」と表すのが正確なようです。
したがいまして、「手ブレ」を、「シャッターブレ」と読み替えて本記事をお読みいただけますようお願い致します。
★11月1日:現状を受け入れた自分なりの解決策を記事にしました
購入したカメラとレンズ
カメラもレンズも野鳥撮影専用に購入しました。キヤノンのデジタルカメラを使うのは初めてです。
簡単に選択理由を記しておくと、APS-C機であることでキヤノンの場合、レンズの焦点距離が1.6倍に伸びます。
つまり、私が同時に購入した下記レンズでは、最望遠側は「640mm」という超望遠レンズに相当し、最低「600mm」は欲しいという私の希望に合致します。
◎カメラ:EOS R7(ミラーレスタイプのAPS-C機)
フルサイズ機と比べると高感度耐性という点では不利ですが、上記のように焦点距離が「1.6倍」に伸びるという利点を優先しました。
これらはトレードオフの関係性にあり、どちらかを犠牲にするしかありません。
その代わりに、今までもそうであったように、できる限り低速シャッターを使うことでノイズを抑えたいと考えています。実は、今回の「迷走」の出発点はここにあります。
ついでながら、スペックが明らかになった際に、R3の「視線入力」も導入されたら良かったのにと思いました。気の早い話ですが、後継機(Mark 2)では是非とも仕様に加えてほしいと思います。
◎レンズ:RF100-400mm F5.6-8 IS USM
望遠側のF値は暗いです。しかし、長年使ってきたニコンのレンズの開放値はF5.6でありながら、開放値の描写が甘々なので、F7.1に絞って使っていました。
したがって、1/3段暗くなるだけなので、とりあえずの1本としては重量からも価格からも導入しやすいレンズと考えました。
このレンズで慣れながら、「RF 150-600mm(望遠側開放値がF6.3と言われれている)」の発表を待ち、最終的に主レンズを選定する予定にしています。
今まで使ってきた野鳥撮影用ニコン機材
◎カメラ:D500(一眼レフタイプのAPS-C機)
名機の誉れ高い機種です。
ですが、今までに切ったシャッター回数が、もうすぐ30万回に達しようとしています。将来的には使い続けるには不安材料です。
◎レンズ:AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR
D500との組み合わせでは、焦点距離300-750mm(35mm判換算)のレンズ画角に相当します。
ズームリングが一年前に故障し修理するも今年の春に再び同じ故障が発生しました。ズーミングができない状態で、常に500mmで使ってきました。
もう一度修理しても同じ箇所が故障するような気がして、修理は諦めました。
さて、ここからが本題です。
メカシャッター音に対する違和感
キヤノン機を使うのが初めてなので、何から何まで慣れていません。
ファーストインプレッションは、「何、このシャッター音は!?」でした。
「いかにも手ブレしそうな音」に感じました。
R5を使っているあるバーダー仲間さんは、「安っぽいシャッター音」と評しました。その通りだと思います。
検証するのにたくさんシャッターを切りましたが、このメカシャッターの音には慣れません。
D500とは雲泥の差で、D500では心地よくリズミカルにシャッターを切ることができるのに、R7では心地よさも感じませんしリズムも生まれません。
これはあくまでも私の好みの問題であって、機能的に問題があるわけではありません。
そのうちに、慣れるのかもしれませんね。
フィールドでの初めての撮影…現場でブレに気付く
「いかにも手ブレしそうな音」に不安を感じて、撮影するたびにファインダー内で拡大して確認すると、「えっ、ブレている!?」「本当にブレている!」「なぜ?」ということばが何度も自然と口から出てきました。
使用したシャッター速度は、私にとってそれまでの常用の「1/160秒」です。
ブレていない画像は一枚もありません。
思考回路停止です。
しばし、放心状態になりましたが、「そうだ、設定を確認しよう」と思い、基本的なミスをやっていないか、関係ありそうな箇所をすべてチェックしましたが、問題は見つかりません。
現場での検証作業内容…レンズの問題ではなくカメラ側の問題と判断
たまたまその時の撮影ポイントに数人のバーダー仲間が集っていて、そのうちの一人が私のと同じレンズを使われているので、そのレンズをお借りしてR7に装着してテスト撮影してみました。
ブレています!
別の仲間は、EFの100-400mm F4.5-5.6L IS II USMをマウントアダプターを介してR5で使っておられたので、そのレンズもお借りして同様にテスト撮影しました。
ブレています!
逆に、私のレンズをR5に装着して撮影してもブレません。
もちろん、専門的にではありませんが、現場でこれだけの検証が行えたこと自体がラッキーなことで、その結果から、これはカメラ側に原因があると判断しました。
後日、販売店に持ち込んだ際に、店長さんから、「そうとは断定はできない」と言われましたが、なぜなのかの明確な説明はありませんでした。
カメラやレンズの機構的なことに関しては、まったくの素人ではありますが、複数のレンズで試して同じ症状なら、それはカメラ側に問題があるのではないかと考えるのが道理だと思うのですが…。
ニコン機での常用シャッター速度は「1/160秒」
私はニコン機で野鳥の撮影を行って今年で7年目になります。
最初の頃は、1/125秒を常用していましたが、多少なりともブレ写真を作ってしまうことがあるので、少しでも確率を高めるために1/160秒を常用することになり、今日に至っています。
ちなみに、AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VRのレンズ内手ブレ補正効果は、「4.5段([NORMAL]モード撮影時)」です。
R7+RF100-400mm F5.6-8 IS USMの手ブレ補正効果は「6.0段」
キヤノンの機材の場合、協調制御(カメラ側の手ブレ補正機能とレンズ側の手ブレ補正機能が協力して手ブレを補正すること)が働いて、「6.0段」もの効果が得られます。
これは、私が使ってきたニコンよりも「1.5段」も優れていることになります。
常用シャッター速度は低く抑えたい
「野鳥撮影なのだから、被写体ブレを防ぐためにも、より高速シャッターを切るのが当たり前では?」という助言は謹んで遠慮させていただきます。
そのようなことは重々承知しております。
私自身の高感度ノイズ耐性が低いので、止まりものを被写体とする場合はできるだけISOを抑えて撮影したいのです。
ニコン機でそのスタイルでやってきたのだから、まずはキヤノン機でも同じスタイルでやろうとするのが普通だと思います。
アウトドアでは不確実要素があり過ぎるので、家の中で詳しい検証をすることにしました。
★背もたれのない椅子に腰掛けた状態で、メモ用紙に印刷されているイラストを被写体としました。肉眼では認識できない程度の「イラストを構成している小さなドット」が解像しているかどうかを基準としました。
★使用した焦点距離は「400mm(APS-C機なので640mm相当)です。
★シャッター方式は「メカシャッター」です。
★ファインダー内で10倍に拡大して確認しました。
手ブレ症状の詳細…2つの症状
検証結果:1/160~1/40秒で高頻度で手ブレ発生
この症状は再現性100%です。必ずこの傾向が発生します。
◎1/250秒以上の高速シャッター速度は問題なし
◎1/200秒 → 微妙
◎1/160秒 → ほとんどブレるが、ブレ幅は少ない印象
◎1/125秒 → 全てブレる
◎1/60秒 → 全てブレる
◎1/40秒 → 全てブレるが、ブレ幅が少ない印象
不思議なことに気が付きました!
◎1/30~1/15秒 → ほぼブレません! 特に、1/25秒は椅子に座った状態で撮影する限りはほとんど完璧!
検証をした私の感触としては、1/125秒を中心にその前後が一番ブレるように思います。
なにかの拍子に手ブレが悪化する…画面が揺れる~ゆれる~ユレル~
こちらの症状は、再現率100%ではないので、ハッキリと確認したのは私しかいません。
最初に、販売店に持ち込んだ際に、副店長さんに覗いてもらいましたが、「そうですね、揺れていますね」というコメントでしたが、多少の揺れのことを言ったのか、私が感じている大きな揺れのことでそれを「異常」と捉えられたのか、その場で確認しなかったので不明です。
バーダー仲間には、「揺れる」という話をしました。ミラーレス機に慣れていない私は、「ミラーレスってこんなに揺れるものなのですか」と尋ねました。
シャッターボタンを半押ししたらピッタっと止まるよ、という回答でした。(実際は微妙には揺れるのですが、印象としてはピタッと止まるというのが皆さんの共通する感覚ではないでしょうか。)
2回目に販売店に持ち込んだ際に、店内でテスト撮影をしたら、その大きな揺れが収まっていました。
先程まで揺れていたのになぜ?と困惑しました。
こういうのが一番困るんですよね。
症状を再現できたら分かってもらえるのですが、再現できないと店側としてはユーザーの勘違いなども含めていろいろな要素を考えるでしょうから。
前後しますが、キヤノン大分修理センターから1回目に戻ってきたときは、店内において「揺れていない」のを確認しました。
その後、フィールドに持ち出したら揺れていました。
2回目の修理のためにキヤノン大分修理センターに送ってもらった後に気が付いたのですが、バッテリーを入れ替えた後、揺れが収まったり始まったりしたことを思い出し、そのように店に伝えキヤノンにも追加情報として連絡してもらいました。
2回目にキヤノンから戻ってきた後、バッテリーを抜いたり入れたり、他のバッテリーを交換したりして見ましたが、再現することはできませんでした。
ほんの数日でこのボディは手元を離れたので、今となっては検証のしようもありません。
この現象に関しては、キヤノン修理センターも確認できていません。(というか、この現象はそもそもキヤノンに伝わっていないのではないかという気がしています。)
1回目のキヤノン送りの結果
修理完成伝票の一部を画像として切り抜きました。
これだけの短い内容ですが、これとは別に販売店の店長さんから、レンズの手ブレ補正にかかわる部品を交換したとのことでした。
また、「現象を確認することはできませんでした」とありますが、同じく、店長さんからは、カメラ側の履歴を解析した結果、現象が記録されていたので、その結果、レンズの方を修理したとの話でした。
伝票の内容とは矛盾するようですが、テスト撮影で現象は確認できなかったけれども、履歴の解析で確認できたので上記のような対応をしたと、店長さんから口頭で説明がありました。
正直なところ、「なぜレンズを修理した?」という疑問は残ります。
他のレンズでも同じ現象が出るという内容は販売店を通じてキヤノンの方に伝えてもらっているはずなのに…。
とは言え、修理されたということなので、それなりに安心して次の日に山のフィールドに出かけたのですが…。
前とまったく同じ症状!
しかも、揺れる~~~!
現場で検証作業としてテスト撮りを行いました。
どのタイミングでシャッターを押したら良いのか分からないほど揺れます!!!
現場にあった丸太の椅子に座って、各シャッター速度で何回も何回も撮影しました。
帰宅してからも、前回と全く同じ条件で、計数百枚を撮影しました。
前回はそんなに難しい話ではないだろうと勝手に思っていたのでデータを付けなかったのですが、今回は各シャッター速度の検証データとして計200枚以上の画像を機材とともに送ってもらいました。
ちなみに、販売店に再修理として持ち込む際に、店の中で操作しているうちにバッテリーが切れるといけないと思って新しいのに交換して行きました。
そうしたら、店内では「揺れない!」ということになってしまった次第です。
パソコンでトラブルが生じた時に、とりあえずプラグを抜いてみる、というのと同じでしょうかね。
揺れだすと、上記の手ブレが一層ひどくなり、被写体が完全に2重になります。小鳥の眼が4個になり、上下の嘴がそれぞれ2個ずつになります。
2回目のキヤノン送りの結果
2回目の修理は返ってくるのに3週間(前回は2週間)かかりました。
今回は現象を確認できたようです。
しかし、私のカメラでの現象と同じ現象をキヤノンの「比較検討用カメラ」でも確認できたので、「正常」という判断を下されたようです。
つまり、ここで導き出される結論は、
「R7+RF100-400mm F5.6-8 IS USM」で撮影すると、1/125秒前後では手ブレするのが「正常」
だということになります。
メーカーが「正常」と言う以上は我々にできることはありません。
納得するというよりも、諦めるしかありません。
しかし、疑問は依然として残ります。
ニコン機で当たり前に使えている「1/160秒」が、キヤノンではなぜ手ブレするのが正常なの?メーカーが違うということだけで納得できますか?
しかも、キヤノンの方が「1.5段」手ブレ補正効果が高いのに!?
キヤノンさんは本当にそれで良いのですか?
新米キヤノン・ユーザーとしては、これが正直な意見です。
ちなみに、R5を使っているバーダーさんも、ニコンのミラーレス機を使っているバーダーさんも、1/125秒でブレたりしない、とのコメントでした。
なのに、なのに、なぜ「R7」ではブレるのが正常なのか! どうしても私には理解できません。
「カメラのキタムラ」さんの”神対応”に感謝
販売店は、カメラのキタムラさんです。
2回目の修理依頼結果で、キヤノンが正常と判断しているので、本来、私もキタムラさんもどうしようもありません。
ところが、店長さんから、返品・返金に応じてもよいと提案がありました。
感謝の言葉を述べると同時に、それならば、ボディの「交換」という対応は無理でしょうか、とお尋ねしました。
私には新しい機材が必要だったからです。
快く、品薄なので直ぐにというのは難しいけれども待ってもらえるなら早急に手配すると、応じてくださいました。
「3ヶ月はかからないとは思うけれども…」という話だったのですが、数日で届きました。
キヤノンの営業さんも協力してくれたようです。
カメラのキタムラさんには長い間お世話になっていますが、今回このような形で早急に対応してくださり本当に感謝しています。
ボディ交換となったからには、「手ブレするのは正常」だから仕方ないとして、「揺れる」問題からは開放されるはずです。そこに期待して、交換をお願いしました。
★9月13日 追記
「揺れる」問題からは解放されたと思います。
旧ボディ固有の問題だったと判断するのが妥当だと考えます。
ファームウェアの更新で改善を期待
専門的なことは分かりませんが、メカシャッターの手ブレ傾向をファームウェアのバージョンアップでどうにかならないものでしょうか。
期待したいと思います。
中低速シャッターでの手ブレ回避方法…電子シャッターを使う
ちまたでは、R7はメカシャッターで使うカメラだと言われているようなのですがね…。(←愚痴)
あるプロの野鳥撮影写真家もそのように発言されていますね。
電子シャッターの検証
メカシャッターでの手ブレ傾向が「正常」と判断された今となっては、開き直って前を向くしかありません。
キヤノンからの提案にあるように、電子シャッターを使ってみることにしました。
メカシャッター音に対する違和感は電子シャッター音には感じません。
けっこう心地よくシャッターを切ることができます。リズムも掴めそうです。
家の中でのテスト撮りもメカシャッターの場合と同じようにやりました。
特に問題はありません。
1/125秒前後も普通に使えます。
それどころか、かなり低速まで使えます。(1/5秒で撮影しても、2~3割程度はブレていません)
屋内でのテスト撮りのような訳にはいきませんが、1/80秒や1/50秒で鳥を撮影しても手ブレの傾向は見られません。(このあたりは、今まで使ってきたニコン機よりも優秀です。)
野鳥撮影の合間に、1/15秒で山野草の撮影もしましたが、きれいに解像しています。
羽ばたきを撮影したら「歪み」が生じるはずなので、そのような場合は「メカシャッター」に切り替えるというのが現実的なようです。(切り替え作業が少し煩わしい感がありますが。)
電子シャッターで連写すると、1~2枚が上下に少し押しつぶしたような画像が生成されることがあるのが不思議でした。ようやく、これが動画でよく言われる「コンニャク現象」というものらしいと分かりました。しかし、静止画で起こることは知りませんでした。「R7」だけの問題なのか、それとも他のカメラでも起こるのか、なにしろ電子シャッターを使うのが初めてなので詳細は分かりません。
電子シャッターの設定
連続撮影速度を「高速連続撮影+ 」に設定すると、最高約30コマ/秒も撮れてしまいます。
一般的な撮影ではここまでは必要ないので、「高速連続撮影」に設定しました。これだと、最高約15コマ/秒撮れます。
これはメカシャッターの最高約15コマ/秒と同じです。
15コマ/秒の世界を味わいたかったので、この設定で撮り始めたところです。
補足
★9月13日 追記
ネット検索をすると、このメカシャッターの手ブレ問題がヒットするようになりました。海外から発信のYou Tubeでも取り上げられています。各シャッター速度で検証した人は、私の検証結果とほぼ同じ現象を報告されているようです。
あとがき
正直なところ、すっきりしない気持ちはあります。
繰り返しになりますが、メーカーが正常という以上は、為す術がないのが実情です。
しかし、1年間時間をかけて主なメーカーのカメラやレンズを勉強し、野鳥撮影用機材に関しては最終的にキヤノンに乗り換えると決断し、実際に購入もしたのですから、これからは使い倒すしかありません。
できれば、一般的な野鳥撮影用のカメラ設定だけでなく、R7用の細かな野鳥撮影用設定も提案できるほど使い込みたいものです。
そういう目標を持って一人前のキヤノン・ユーザーになろうと思います。
私の愚痴がかなり入っている記事になりましたが、最後までお読みくださりありがとうございます。
※一般的な設定は下のリンク先に飛んでください。
コメント
私は最近R10を買ったのですが、やはりシャッターブレが起こっていることに気付きました。
どんなカメラでもシャッターブレは多かれ少なかれ起こるのですが、R10はひどすぎます。
調べたところ、電子先幕にするとかなり収まるので、今後は電子先幕を常用したいと思います。
私は飛びものは高速なので機械シャッターを使っています。
「メカシャッターの手ブレ」と書かれていますが、正確には、「メカシャッターのシャッターショックによるブレ」ですね。
三脚に設置しても起こるので、手振れではないですね。
正確にはおっしゃるとおりなのでしょうね。私は三脚は使わないので、その検証は行っていませんでした。ありがとうございました。
「手ブレ」→「シャッターブレ」の訂正を簡単に記しました。ありがとうございました。
厳密にテストしてみましたが、メカシャッターの場合1/40秒~1/400秒までひどいブレが起こります。電子先幕の場合は、1/60秒~1/125秒でブレが起きます。
よくこんな商品の販売をOKしたものだと思います。
厳密なテストありがとうございます。
私の場合はメカシャッターの手持ちですが、その結果とほとんど同じですね。
>よくこんな商品の販売をOKしたものだと思います。
まったく同意です。
微ブレに悩まされているようですね。機種もフォーマットも違いますが、私も6年ほど前に同じような経験をしたことがあります。
機種はマイクロフォーサーズになるのですが、PanasonicのGX1(2台)、GF5、G6、G7、GM1などで実験したところ、GX1が最も微ブレがひどく、G6とG7は時々発生、GF5とGM1は発生がほぼ確認できず、という結果でした。
各種レンズと本体との組み合わせを実験してみた結果、シャッターショックによるレンズの手ぶれ補正機能の誤動作である、という結論に達しました。特に望遠領域の、1/125秒近辺のシャッタースピードで顕著に現れました。
雑誌などでは、初代GX7もかなりひどい微ブレが出る、との評価でした。これらの機種に共通する特徴として、シャッターショックが以外と大きく、結構手に響いてくるような状態だった、というのを覚えています。
仕方なく電子シャッターで撮影していたのですが、コントラストが低下したり、コンニャク現象が出たりと不便が多かったので、結局マイクロフォーサーズは全機種処分してしまいました。
微ブレを気にしながら撮影するというのでは、まったく撮影自体に集中できないばかりか、撮影自体も楽しくないので、やむを得ず、という感じでした。
今はソニーのαシリーズを使っていますが、基本電子先幕シャッターなのと、割とシャッターショックが小さい機種なので、微ブレの経験は殆どありません。
ちなみにやはり昔の機種ですが、ソニーの初代α7Rは、微ブレが結構出ていました。この機種もメカシャッターのショックが大きかったのを記憶しています。電子先幕や電子シャッターがなかったので、早々に処分してしました。一方無印のα7は、初代、二代目を使っていましたが、微ブレを感じたことはありませんでした。こちらのシャッターショックは初代α7Rよりも静かでした。
古い機種の話ですが、ご参考になれば幸いです。