この記事は、旧ブログに掲載(2020年10月15日)していたものをブログ移転に伴い2022年4月27日に再掲載したものです。
細かな加筆修正を加えていますが、それ以外は旧記事と同じ内容です。
朝からカワセミが2羽で出迎えてくれたのは良いのですが、後から加わったもう1羽も含めて、3羽がどういう関係なのか、行動にどういう意味があるのか、理解に苦しんでいます。
まずは第1のシーンから見ていただきましょう。
第1シーン
時系列で掲載しています。
メスは最近ここを縄張りとしていた個体だと思われます。
このように2羽で大人しく並んでいます。普通なら縄張り争いのバトルが起こると予想されるのですが…。
威嚇するような様子も見られませんでした。
素知らぬ顔をしながらも意識しあっている?
ここからは(↓)どことなく緊張が漂っているような…。
次の場面だけ動きがありました。
鳴き声と同時に小さな円を描くように飛んでまた元の場所とほとんど変わらないところに戻ってきました。
これはこれで縄張り争いなのでしょうか。
以前に縄張り争いを観察したことがあります。
こんな風に2羽が並んでいるところまでは同じなのですが、突然双方が激しく鳴き、ホバリングで空中戦をやったり、相手を激しく長距離追いかけるなどの行動をとりました。
今回はそれに比べると大人しいものです。
まさか10月の中旬になって繁殖行動とは考えられません、少なくとも常識的には。
”しゃっくり”のような動きの意味は?
上の最後の写真の状態にある時に、2羽が同時に”しゃっくり”のような動きをしていました。
完全にシンクロしているんです。しかも何度もです。
これには何らかの意味があるはずです。
もし全体が縄張り争いのシーンであるとすると、相手に対する警告とか威嚇とか、あるいは何らかのメッセージを発しているようなことが考えられるのではないかと思います。
どなたかこの行動の意味をご存じであれば教えてください。
第2のシーン
ロープの左に位置する松の木に場所を変えました。
メスのほうが鳴き声を発します。
戦闘開始かと思いきや、素知らぬ顔で遠くを見やる。
オスが移動。ちょっかい出している感じ?
デジャブ感!2枚上とほぼ同じシーンです。
オスが元の位置に戻りました。
オスがアタック!メスが鋭い鳴き声を発して応戦…、という状況でしょうか?
メスが追い払った、という風に見えます。
謎の幼鳥
撮影はあまりできていないのですが、実は上の2羽に加えてこの幼鳥が時折姿を見せました。
上のオスと一緒に並んで止まっている時もありました。
この幼鳥は胸から腹の部分の色や足の色からも分かるように、かなり幼いです。推測するに、3回目の繁殖で生まれて比較的最近自立した個体ではないかと思います。
上のオスと親子関係が有るのか無いのか、無いとしたらここに今日登場したのはまったくの偶然なのか。
偶然だとしたら、メスの縄張りにオスとこの幼鳥(メス)が同時に侵入したということになりますが…。
この幼鳥の存在が状況把握をいっそう難しくしています。
第3のシーン
数分間の間に場面が移り変わります。
メスがオスを追い払ったように見える直後のシーン。
メスはなおも警戒中、という感じ?
美しいオスです。
9時過ぎの概ね曇り空下で、しかも日が全く当たっていないところでこの綺麗さです。日が当たっている時に近くで撮影したいものです。
これほど美しい個体は久しぶりに見ます。
5分ほどまったりしたと思ったら再び接近!
仲良くしているようにしか見えませんよね。
この後しばらくして、オスと幼鳥はいなくなりました。
この場所の主であるメスだけがしばらくの間姿を見せてくれていました。
比較的近くでも撮影させてくれ楽しい時間を過ごすことができました。感謝です。
あとがき
幼鳥の謎は残りますが、それほど激しくはない縄張り争いのシーンだったのでしょうね。
素人バーダーとしては一応そのように結論付けておくことにします。(^^)
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