夏の夏空に大きな純白の花がよく映えます。
本来は大木なので花を詳細に観察機会はほとんどありませんが、幼木が今年初めて花を咲かせたので間近で観察することができました。
タイサンボクについて
タイサンボクはモクレン科の常緑高木で、アメリカ南部が原産地です。美しい純白の花を持ち、公園や庭園、街路などで観賞されています。
日本には明治時代初期に渡来し、気候風土に適応して急速に普及しました。
開花は5月から7月で、直径10~25センチの花が細い枝の先で上向きに咲きます。
花の少ない梅雨の晴れ間に咲くため、遠くから目立ちますが、たいていは高い場所にあって観察しにくく、さらに、一輪あたりの寿命は1~2日と短く、つぶさに観察するのは難しいでしょう。
花には芳香があり、咲き始めは特に香りが強いのが特徴です。
花の中央にある軸の上部には円錐状に集まった雌しべが、下部には多数の雄しべがありますが、この形状はなかなか珍しいのではないでしょうか。
約1時間半後、開ききりました。
自然の造形美ですね~。
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